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東京弁護士会所属弁護士

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108人がオンライン参加した江東区教育委員会主催 江東区PTA基礎研修会講師を務めました

PTA活動
June 22,2022

 昨年の“覚えめでたく”、無事、今年も江東区教育委員会や江東区立小学校・中学校PTA連合会と共催の「PTA基礎研修会」講師依頼がきましたので、オンラインにて90分間、話をさせていただきました。

 コロナ禍が始まって3年近く、オンラインセミナーの経験を重ねてきたのですが、やはり「聴講者の反応」がわからないのが一番つらいところです。

 とはいえ、今回も、聴講者に「チャット機能」を利用してもらいタイムリーに質問をいただくことで、セミナーを盛り上げていくことが出来ました。

さて、今回、事前質問として、

  • 他校での役員の選考方法を知りたいです(多かったです)。
  • 地域団体との関わり方が知りたいです。
  • 保護者の名簿・連絡網を廃止している状況での緊急連絡をどうすればよいのか。
  • PTA非加入、退会の申出があったときの対応(説得するのか。児童へのプレゼントはどうするのか)。
  • PTA主催のイベントで、コロナ・クラスターが発生したら役員が責任を負うのか。

といったものが挙げられました。

 やはり、「PTAの役員決め」という重苦しい雰囲気の中の“儀式”について悩んでいらっしゃる保護者の方々が多いようです。

 これまで私が訪問させて頂いた新宿区や目黒区のPTAでの工夫などを紹介しました。

 また、PTAの連絡網については、「個人情報保護法」の理解の中で「名簿」を持つ場合のやるべきこと、「名簿」を持たない場合の工夫を紹介しました。

 なお、これまで、私は「学校とPTAの共催によるイベント」の場合、学校からPTAへの名簿貸出しなどは個人情報の第三者提供にあたらない、と強く主張してきましたが、「個人情報保護法」の令和3年改正により、この主張を変更しなければならない可能性がでてきました。

 この点は、おって、お話します。

 PTA主催のイベントで、コロナ・クラスターが発生したら、、、ということでイベントを自粛しているPTAも多いと伺いました。保護者の心配を考えるとそのとおりですね。

 もっとも、「法律上の責任」というものは、決して、結果責任を追及するものではありません。

 今や常識ともなっている、会場の入り口で検温する、手を消毒してもらう、食べ物を提供するならカトラリーなどを消毒する、密集を避ける、ここら辺をやっていれば、万が一、コロナ・クラスターが発生しても、いきなり役員たちが責任を負う(病院代を払う、仕事を休んだ分を補償してもらう)といったことはありません。

 最後に、今年もセミナーアンケートをいただきました。25%の方々から大変満足、68%の方々から満足、といただきました。ありがとうございます。

 また1年間、私自身も多くの勉強をし、PTAの方々とお話をし、研鑽を積んでいきたいと思います。

 江東区教育委員会の方々、来年も呼んでください!

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